埼玉県三郷市上口の内科 かみぐちクリニック 【 内科・消化器科・リハビリテーション科 】

診療のご案内

■胃潰瘍

胃潰瘍とは、主に胃にすみついたピロリ菌や解熱鎮痛薬の内服、ストレス等が原因で胃の粘膜がただれ、胃粘膜の下の粘膜下層や筋層といった深いところまで傷ついた状態を言います。
症状は主に上腹部痛・背部痛・吐気、胃もたれなどですが、症状がないこともあるので注意が必要です。
出血に伴う場合には吐血したり、便が黒くなります。
しかし、出血が少量の場合には気づかれずに貧血が進行することもあります。
胃潰瘍には悪性の癌性潰瘍も存在するためカメラでの検査が必要です。


■逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、主に胃の内容物や胃液の逆流、胃液の刺激による食道粘膜のただれによって症状が引き起こります。
主な症状には胸やけ、上腹部痛、ゲップ、つかえ感、酸の逆流、もたれ、むかつきなどがあります。
症状がひどいと喉にまで症状を感じたり、喘息を引き起こしたり、肺炎を引き起こすこともあります。
バリウム検査では見落とされることも多いため、胃カメラでの検査が推奨されます。

■胃がん

胃がんは胃の粘膜の上皮細胞から発生する悪性腫瘍です。
日本はもともと胃がんの多い国で、長らく悪性腫瘍の死因の第一位でしたが、ピロリ菌の発見や検査に伴い減少傾向にあります。それでも依然として上位にとどまり悪性疾患の中心をなしています。
原因はいまだ不明のことが多いのですが、ピロリ菌の長期感染の関与が示されています。また、食事では塩分との関連も注目されています。
粘膜の浅いところにとどまる早期のがんでは胃カメラによる切除も可能であり、早期発見が大切です。






■大腸がん

大腸がんは大腸の粘膜の上皮細胞から発生する悪性腫瘍で、近年日本で増加傾向にあります。要因としてはライフスタイルの変化による過栄養・運動不足による肥満が指摘されています。
大腸がんは主にがんとして発するものとポリープの成長に伴うがん化とがあり、多くはポリープからのがん化と考えられています。
進行すると便秘や下痢、便が細くなる血便、肥満感、腹痛などの症状がでますが、やはり早期ではあまり症状がなく、便潜血での発見も難しいため大腸カメラが推奨されます。


■動脈硬化

脳梗塞、心筋梗塞を引き起こす原因の1つに動脈硬化があります。これは血管の内側にコレストロールなどが付着して血管が狭く、硬くなり、血液の流れが悪くなる病態です。
動脈硬化を引き起こす主な危険因子には高血圧、高コレステロール血症、喫煙、糖尿病があり、予防にはこれらのコントロールが重要です。
当院では、頸動脈エコーにて診断が可能です。



■脳梗塞・脳血栓

不整脈等にて出来た血栓が脳の血管に飛んだり、脳動脈の動脈硬化が進み血栓が出来てしまうと脳の動脈が閉塞し、脳への栄養や酸素がいかなくなり脳細胞の虚血状態や壊死になったものが脳梗塞です。
発生する場所により、手足の麻痺であったり、ふらつきであったり症状は様々です。
又、症状が何もなくても画像で小さな脳梗塞が多数生じている事もあり(隠れ脳梗塞)用心が必要です。
当院ではCTにて脳梗塞の診断ができます。

■頭痛・片頭痛

頭痛にもいろいろな種類があります。片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などです。
緊張型頭痛は、肩こりや首の筋肉のこりから起きる頭痛がおもです。群発頭痛は、20〜30歳代の男性に多く、群発地震のように一定期間内にひっきりなしにおこる頭痛からそう呼ばれています。
片頭痛とは、脈にあわせて゛ズキンズキン゛と痛む血管性頭痛のことを言います。
頭痛時には、嘔気、嘔吐を伴う事があります。前兆としましてはキラキラ・チカチカする光が見えたり視野が欠けたり生あくび、肩こり、首筋の張りなどがあります。片頭痛用に開発されたくすりが有効です。


■めまい

めまいと一口に言ってもやはりいろいろな種類があります。主に
(1)周囲がぐるぐる回るめまい(主に内耳性の病気に起因)
(2)体が浮遊して不安定な感じ、体が揺れる様なめまい(内耳や脳の病気やストレス・過労などが原因)
(3)クラッとする立ちくらみ様の短時間のめまい(低血圧・薬剤・自律神経失調症などに起因)の3つの型が中心となります。
中には脳梗塞・脳出血・脳腫瘍など脳疾患が原因の危険なめまいもあり注意が必要です。めまいの診断にはいつ起こったのかどんなタイプのめまいか?どの位持続するのか?他にも症状があるのかなどが大事になります。


■糖尿病

糖尿病とは血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高い状態が続く病気です。
原因は主に膵臓からのインスリンの分泌不全やインスリンをうまく利用できないインスリン抵抗性です。
数年にわたり、血糖コントロールの悪い状態が続くと全身に様々な合併症を引き起こし、この合併症を防ぐためにも血糖コントロールが重要となります。
代表的な合併症には神経障害(しびれ・痛み・立ちくらみ・胃腸障害等)、網膜症(視力低下・失明等)、腎症(タンパク尿・腎不全・人工透析等)がありますが、他にも脳梗塞や心筋梗塞、免疫力の低下や膵臓、大腸癌、肝臓癌などの発癌率の上昇があります。





※健康保険証をお持ち下さい。また、以前の治療情報などがございましたら、あわせてお持ち下さい。


かみぐちクリニック
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